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アトピー性皮膚炎 【秋の対策】

秋に気をつけるポイントは、気候の変化です。晩秋にかけては日内あるいは週内での気温差が大きくなり、大気も徐々に乾燥しますが、寒暖による痒みには抗アレルギー剤が有効な場合があります。乾燥に対しては保湿を主体としたスキンケアを、ステロイド等の外用薬はローション基材では乾燥が改善しにくい場合があるため軟膏基材が有用です。
室内のダニ抗原量は8月から10月にかけてピークとなりますので、掃除や布団干しをこまめに行いましょう。一方で秋にはセイタカアワダチソウ、ブタクサ、ヨモギなどのキク科雑草やススキ、シバなどのイネ科雑草、時にスギ花粉も飛散しますが、鼻炎、結膜炎症状に加えて顔面にも痒みが出現することがありますので留意ください。またブタクサやヨモギのアレルギーがある場合にはメロン、スイカ、バナナ、セロリなどで口腔アレルギー症候群が誘発されることがあります。

 

 

 

 

 

2025-9-10 | Posted in infoComments Closed 

 

アトピー性皮膚炎 【夏の対策】

【夏の対策】

夏は汗と日光に注意しましょう。
発汗は大切な生理機能で、汗に含まれる保湿成分や抗菌成分などが皮膚の健康維持に役立ちます。しかしアトピーでは体表への汗排出が滞り、うつ熱やかゆみが出ることがあります。半身浴や適度な運動によりスムーズな発汗を促すことが重要ですが、その時かゆみを強く感じる場合には保冷剤等でクーリング、タオルで優しく拭く、水洗、帰宅後早めの入浴、シャワーなどを心がけましょう。汗拭きシート等でかぶれることがありますのでご注意ください。外用剤ですが軟膏剤はべたつき感が生じ、アセモや毛包炎がおきることがあります。また保湿剤を使い続ける必要はない季節ですので適度な保湿を心掛けてください。
また紫外線により過敏反応(かゆみや赤み)が出る場合には、紫外線をなるべく避け、肌に合う遮光剤を塗布する、などの対策をしましょう。

 

 

2025-7-08 | Posted in infoComments Closed